父親の権威は子どもの成長に大きく影響します。
私が子供の頃は怖い順に「地震・雷・火事・親父」って・・・。
昔の父親は怖~い存在でした。
しかしそれが今は全くないですね。
父親は家族の中心であるべきなのに・・・
死語になったのでしょうか?
そうなると当然、家族の絆も弱い。
じゃあこの父親の権威をどうやって取り戻せばいいのか?
物理的な方法が二つあります。
・一つは父親の、書斎をつくることです。
例えば、6畳の子供部屋を、半分の3畳にするとします。
3畳だと狭そうに思いますが、ベッドが置けます。
子供部屋は寝るだけの部屋で充分だと思います。
勉強は、母親の目が届くリビングや食事のテーブルで良いと
考えます。
そこで残った半分を書斎に使えばいいんです。
そこには、机と本棚、そしてリラックスできる椅子も置けます。
この書斎があるだけでも、父親の権威が子どもに伝わります。
家を建てる時には、当然、子どもの意見も取り入れますが、
「子ども部屋は作るが3畳だよ」
「もっと広い部屋が欲しいなら、自分で稼いで作りなさい」
これもしつけだと思います。
家族でよく話し合って決めてくださいね。
・そして、二つ目が大黒柱
最近はほとんど見かけませんが、この大黒柱というのは、
父親の権威の象徴だったのです。
「ただいま」って帰ると、家の中心に大黒柱が「ど~ん!」
とある。
それだけで、この家はお父さんが建てた家なんだ。
お父さんが僕たちを養ってくれ、僕たちを育ててくれている、
と無意識に感じてるんです。
それだけでも、子どもは父親を頼るようになります。
当然、母親も協力をしないといけません。
もし、いつもお父さんのことをボロカスに言ってたら?
せっかく、書斎や大黒柱があっても、父権は喪失しますよね。
ついでに夫婦の寝室について考えてみましょう。
これは結構、日本ではないがしろにされています。
どうせ寝るだけだから、っていうことでしょうか。
子ども部屋に比べて夫婦の寝室が貧弱。
プラン集では、主寝室とよばれているはずなのに・・・?
主じゃなくて、従寝室みたいな感じになっていませんか?
子供は、夫婦が仲良く朗らかだと、いつも安心感をおぼえます。
だから、この主寝室はリラックスできる快適な空間にしないと
いけません。
高級ホテルの部屋は、本当にこの主寝室って呼べるようにつくられて
います。
素材も、雰囲気も、広さも・・・
取り入れてみたいものですね。
家族の健康は安全な自然素材で守りたい!! 渡辺