今回は、前回ふれた「ヒートショック」についての話です。
まず最初に、家庭内事故におけるヒートショックの割合を
みてみましょう。
(厚生労働省 人口動態統計 平成18年』から抜粋した
原因別「家庭内事故」死亡数です)
家庭内事故死 総数 : 12,152人
(原因別死亡数)
転倒・転落 : 2,260人
溺死 : 3,632人
不慮の窒息 : 3,768人
煙、火及び火災 : 1,319人
驚くべきことは、家の中での「溺死・溺水」が多いことです。
育児中、よく注意されたのが「幼児の浴槽内溺死」です。
幼児は頭の部分が重いため、バランスを崩して浴槽内に転落し
溺死してしまうという事故です。
これは幼児に限っての事故なのでしょうか?
溺死における年齢別死亡数を見ると、実際は幼児の溺死数は
全体から考えるとそれほど多いとはいえず、むしろ65歳以上の
高齢者がなんと全体の90%近くを占めています。
浴槽内に湯が入っていても、高齢者の方であれば普通に立つこと
が出来るのに何故?
高齢者による溺死は、浴槽内において「失神する」ことによって
発生するといわれています。
そして、その「失神する原因」の多くがヒートショックである
とも考えられています。
「ヒートショック」とは、家の中の急激な温度差が原因です。
つまり、「暖かいところ」⇔「冷たいところ」⇔「暖かいところ」
という激しい温度差を体感することによって、体内に急激な血圧
変化が発生することを「ヒートショック」といいます。
このヒートショックは、入浴時だけ発生するものではありません。
暖かいリビングから寒い浴室やトイレに行く時も注意が必要です。
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ヒートショック関するご質問お受けします。 渡辺