平均寿命が長くなり多くの世代が高齢化を迎える一方、
生まれてくる人が少なくなっていく「少子高齢化」は、
多くの高齢者を少ない人数で支えなければいけないと
いう大きな社会問題になるわけです。

岸田首相の年頭会見でも、「異次元の少子化対策」を
実行すると断言していますし、小池都知事も、少子化
対策を充実させるため、新年度予算で給付を検討する
考えを明らかにしました。

今までも国も地方自治体も企業も含めて、出産祝い金、
育児手当など出生率を高める施策は講じてきましたが、
どれも成功しませんでした。

それは、子供一人に対し、生活費だけでなく塾代等も
含む教育費がかかるからです。
大学までの教育費が全て無償になるというのであれば
変わると思いますが・・・。

また、社会的に人間関係が希薄になっているのも気に
なります。テレワークで、同僚の人間性がわからない、
上司ともあったことがない、まして新入社員など誰も
知らない等などです。

結婚しない方が、経済的にも心理的にも楽だと考える
「おひとりさま」が増えていることも少子化の原因の
一つだと思います。