秋が深まり、日が傾いてきたかと思うと、あっと
いう間に空が茜に染まり、日が沈んでしまいます。
そんな秋の夕暮れを「釣瓶落とし」といいますが、
日の沈む早さを例えた言葉です。
公園で遊んでいた子供たちが、一散に家へ帰った
幼い日の思い出に重なるように、真っ赤な夕焼け
には胸を締め付けるほろ苦さが。
夕焼け小焼けで日が暮れて・・・渡辺 田鶴子