社長ブログ

建築のあれこれ・・・「都市部の土地事情」2016.05.31

最近の日本においては、土地の絶対数が不足している上に、

国土に対して人口密度が高いため、土地の需要が圧倒的に

強い状況にあります。

景気の浮き沈みにかかわらず、住宅地の手ごろな土地は

常に不足している状況にあり、これは都市部においては、

より顕著な傾向です。

つまり、日本の土地市場は完全な売り手市場であり、

買主より売主側が有利であるということができます。

一方、買主はなかなか土地情報が入手し難く、取引上も

不利な立場に置かれがちです。

「売り手側よりも、買い手側が不利になることが多い」

というのは、不動産業に携わる人にとっては承知のこと

でも一般の人には理解し難いことではないかと思います。

しかし、こうした事情を念頭に置いて取引に臨むことは、

業者側のペースに翻弄されず、上手に取引を進めるため

の「コツ」と言えます。