社長ブログ

建築のあれこれ・・・「土地探しの基礎知識」続き22016.06.17

レインズのことを知ったかぶりして、「なーんだレインズ情報か」

なんていう人がいますが、レインズに掲載されている情報源の多くは、

先ほどの「専任・専属専任媒介」によって掲載された物件なのです。

宅建業法上、「専任・専属専任媒介」で契約した物件情報は、

レインズで公開しなければいけないことになっているのです。

何故レインズに公開しなければならないのか?

それは、「お預かりしたものは、ちゃんと売っていますよ」という

ことを示さなければいけないからです。

専任以上の契約をするということは「全力で物件販売活動をさせて

いただきますので、投資して販売する以上、やはり他で売れちゃった

なんてことは勘弁してください」ということですので、その証拠と

してレインズに掲載することが義務付けされているのです。

さて、このレインズに掲載された物件はどの様なことになるので

しょうか。

これは、業者間専用情報ですから、そのままでは一般の方が知る

には、至りません。

たまたま、お客さんから「こんな土地が欲しい」と依頼されている

業者が利用するしかないのですが、それは、そのようなお客さんが

いることが前提になります。

不動産屋さんも、まずは何より土地を買いたがっているお客さんを

集めなければならないのです。

そこで、レインズに掲載されている物件をチラシや情報誌に掲載

することになるのです。

「媒介」「仲介」と小さく記載しているものは、そのどれもが、

レインズの情報を掲載したものであると考えて下さい。

(民間のレインズのような業者もありますがここでは省略します)

広告を見ると、初めての人には「この不動産屋さんは、随分多くの

土地情報をもっているんだなぁ」なんて勘違いしてしまうことが

ありますが、それらは全ての不動産業者共有の情報であり、どこから

でも同じ情報を入手できると考えてください。

しかし・・・。

ここからが売り手の本音です。

次回に続きます。