社長ブログ

失敗事例から学ぶ家づくりの秘けつ(16)2016.10.12

クロスにヒビが入った、床なりがする

クロスのヒビ割れや床なりなども、よく生じる家の

トラブルのひとつです。

ヒビ割れは、クロスとクロスのジョイントに生じる

ことが少なくありません。

ひどい時には、下地材の石膏ボードが割れます。

暖房などにより空気が乾燥すると、柱等の木材が

収縮してヒビが入ることがあるのです。

自然素材を使った場合には、調湿性能が良いので

クロス以上に顕著にヒビ割れが表れません。

実際に暮らしている家を見学したりして、どの位の

ヒビ割れになるのか確かめておくとよいでしょう。

また、床なりがひどい場合には木材(根太等)に

含まれている水分量が異常に多い(湿潤状態)か、

大工の施工が悪いところに原因があるのかもしれま

せん。

しかし、木造住宅でも鉄骨住宅にしても、多少の

床なりは生じる可能性はあります。

原因はクロス等のヒビ割れと同様に木材の収縮です。

ほとんどの会社で鋼製束や調整可能な束が使用され

ていますが、これは建物が落ち着くまでは床なりが

起きるので、それを調整するためなのです。