秋がしだいに深まり、実が熟してやがて鮮やかな紫色に
染まる紫式部。
美しい実の色を、有名な「源氏物語」の作者にたとえて
名づけられたそう。
やわらかな緑をした葉の付け根に、紫の実がなり、色の
対比がとてもきれいで、その姿は何とも古典的な趣きが
感じられます。
白い実がなる白式部という種類もあるそうですが、残念
ながら未だ見たことがありません。 楚々とした美しい
姿を想像しますね。 渡辺 田鶴子