社長ブログ
「コストを抑えて、良い住宅を建てたい」という思いは、
施主であれば誰もが抱く思いです。
しかし、「ローコスト」というのは、魔法の言葉ではあり
ません。
その意味や内容をしっかり理解した上で計画に臨むことが
大切です。
いろいろなものに適正な価格があるように、住宅にも適正
価格が存在します。
過剰なスペックや、無駄な工程を省くことは大切ですが、
コスト削減だけを目的としてしまうと「安かろう悪かろう」
という家になってしまいますし、何よりも大切な安全かつ
快適な家を実現するための基本性能が疎かになってしまい
ます。ローコスト住宅をつくるに当っては、しっかりした
基本性能を確保しつつ、施主自身が要望を整理し、無駄な
コストを抑えるように心掛けることが重要です。
また、「ローコスト住宅」と「狭小住宅」を両立させよう
というお考えの方を多く見受けますが、ローコスト住宅の
コツはなるべくシンプルに造り(決められた間取りで変更
不可)、狭小住宅ではちょっとした空間を有効活用したり、
同じ空間を多目的に使用できるようにする・・・等、細部
まで気を配りましょう。
狭小住宅を、必要以上のローコストで建てようとすると、
ただ狭いだけの、不便な家になってしまいますので注意が
必要です。