「何のために家を建てたのだろう。もう少し借り入れを
減らすことはできなかったのだろうか?」
人によっては大きな借金を抱えることにもなる家づくり。
引越しで生活が一変することもあるでしょう。
後悔しないためにも、家づくりをする前にもう一度考え
直してほしいことがあります。
家づくり自体が、目的になってはいけません。
家づくりで何を手に入れたいのか、を事前にはっきりと
させることが大切です。
例えば子供が思い切り遊べる場所がほしいという願い。
ロフトや屋根裏部屋。また、庭があれば、思いきり走り
回ることができるでしょう。
親といっしょに暮らす場がほしいという願い。
年をとると、いつ病気に見舞われるとも限りませんし、
年老いてきた親のために同居できる家があると安心です。
夫婦でゆっくり過ごす場がほしいという願い。
子供が巣立った後、夫婦がゆっくりと暮らせる家は大切
です。子供にとっても、いつでも帰れる家があるという
安心感があります。
孫といっしょに暮らす場がほしいという願い。
可愛いお孫さんと過ごす時間は、何ものにも代えがたい
ものです。
ペットといっしょに暮らす家がほしいという願い。
一戸建てであれば、ペットを飼うことができます。
小さなお子さんがいる家庭では、ペットと過ごす時間は
大切で、やさしい心や責任感を育むこともできます。
仕事をする場がほしいという願い。
インターネットやメールという手段を使って仕事をする
人が増えています。家が仕事場という人は今後増々多く
なっていくことでしょう。
趣味を楽しむ家にしたいという願い。
ミニチュアカーをコレクションして、一部屋をその収納
に当てる。読書が趣味で、蔵書を壁一面の本棚に並べる。
そんな方もいるでしょうし、サーフィンや釣具が好きな
アクティブ派であれば、動具の収納に不便を感じないで
しょうし、道具を部屋に飾って楽しむこともできます。
家づくりで何を得たいか、ということは千差万別です。
先ずは、これから住む家で何を手に入れたいのか?、を
じっくり考えてみることが大切です。