社長ブログ
先日、リフォームか建て替えかで悩んでいる方のところに
家屋調査に行ってきました。
主な調査結果は以下の通りです。
築50年の木造2階建て。しっかりメンテナンスがされて
いる家で、一見、そんなには古く見えない家です。しかし、
よく見ると外壁のいたるところにクラックがありました。
内部の間取りを確認すると、昔の家にありがちなのですが、
南面に大きな窓がいくつも並び、いかにも家を支える壁の
面積が足りないように思いました。伴いサッシの開け閉め、
内部ドアの歪みもその原因なのだろうと推察できました。
また、築50年の家なので基礎も無筋でネズミや白蟻など
の被害も見られ、洗面脱衣室以外にもリビングや洋室床の
きしみもありました。
2階に大きなバルコニーを後付けで増設したことが原因で、
1階南面の室内の天井には雨漏りの跡も多数見られました。
調査結果を基に3階建て23坪の新築した場合の一般的な
概算見積り本体価格は、1800万円、水廻り、間取りの
変更を加えリフォームした場合の概算見積り1300万円
をご提案しましたが、最終的な選択はまだです。
では、どこに選択のポイントはあるのでしょうか?
判定ポイントをいくつかを列挙します。
●構造補強に掛かる費用
●現在の住まいの不満点が一部か、全てか
●資金はどのくらいあるのか
●資金を使うことによる今後の生活の見通し
●この家を継承する人はいるのか
●この家に永住する覚悟でいるのか
●将来、増改築や売却などの可能性の有無
当社では、予算はもちろんのこと置かれている環境や家族
の背景、生涯設計についても伺い、きちんと判断した上で
アドバイスをさせていただきます。
千差万別、人それぞれで、例え同一条件だとしても判断は
変わってきます。長い将来を見つめ、信頼できる人と相談
されることをお勧めします。