社長ブログ
前回に続き、大地震に備えご自身で日頃からできる
ポイントについて、お話します。
備えとして「食料」を1週間程ストックするという
ことでしたが、今回は、その食料と合わせ必需品の
防災グッズと一緒に保存するキッチン収納について、
お届けします。
■災害発生1週間をサポートする防災グッズ
数あるグッズの中でも必需品は「カセットコンロ」。
過去の被災者の多くは、避難生活で“温かいもの”が
食べたかったそうです。
大規模な災害直後は、ほぼ確実に電気やガスが止まり
ます。そんな時こそ、カセットコンロは重宝します。
普段から鍋を囲む時の為にカセットコンロを準備され
ているご家庭も多いと思います。食材を買い足す際に
カセットボンベを少し多めに備えておくと便利ですね。
■キッチンの収納計画を考える時は食材の保存場所や
家事動線も意識する
システムキッチンやパントリー、カップボードなど、
キッチン廻りの収納を考える時は、最初に鍋やまな板
など台所用品の収納を考えてしまいがちです。
しかし、忘れてはいけないのが食材のストック場所と
冷蔵庫・シンク・コンロの位置。
賃貸住宅などでは配置は選べませんが、新しい住宅を
考える時は、その点も考えて計画されることをお勧め
します。食材ストック用のスペースを少し多めに確保
しながら冷蔵庫・シンク・コンロの配置(家事導線)は
極力変えないようにすること。
非常時はもちろんですが、普段でも、体が覚えている
「手続き記憶」は、しっかり覚えてしまえばなかなか
忘れることはありません。非常時は特に「手続き記憶」
によって自然に身体が動くものですから、頻繁に食材
のストック場所を変更したりせずに、定位置を決めて
おきましょう。そうすることで万一の時にも安心です。
次囘は、キッチン周りの収納計画を更に詳しくお伝え
していきます。