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春隣(はるとなり)2019.01.16

春隣は冬の季語で、もうすぐそこまで春が来て

いるという意味の言葉です。

寒さがこたえる真冬の時期にも、かすかな春の

予兆に目を向けては、暖かな季節に思いを馳せ

ます。

冬至を過ぎ、たとえ寒さが厳しい日にも太陽の

光は強さを増し、日射しは一日に畳の目ひとつ

分ほど伸びていきます。

春待つという季語が、まだ少し遠くにある春を

待ちわびるのに対し、春隣は、もうすぐそこに

立春が来ている、といったニュアンスが強まり

ます。

やわらかな春の日射しを肌で感じることができ、

こころが弾みますね。

はーるよ来い!       渡辺 田鶴子

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