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19世紀末のウィーンで自由な芸術表現の道を切り
開いたグスタフ・クリムト。
没後100年を記念する展覧会が、東京都美術館で
開催されています。
金箔を多く使用した宝石のように豪華絢爛な作品は
もちろん、今まではあまり目にする機会がなかった
風景画も展示されています。
浮世絵や着物など、日本の美術にも関心が高かった
クリムトですが、クリムトにとって重要なテーマは
「生と死」でした。
人間の不安や恐れを描いた作風は、現代の不安定な
時代に、より人々の心をとらえるのかもしれません。
本展は7月10日まで上野で開催されていますので、
機会がありましたら、是非お出掛けください。
クリムト、好きです。 渡辺 田鶴子