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釣瓶落とし2019.10.10

秋が深まり、日が傾いてきたかなと思うと、あっと

いう間に空が茜に染まり日が沈んでしまいます。

釣瓶とは、井戸から水を汲み上げる滑車を使った桶

のことですが、日の沈む早さを、井戸の底へ釣瓶が

サーッと落ちていく様子を例えたものです。

公園で楽しく遊んでいた子どもたちが、走りながら

一散に家へと帰った幼い日々の記憶に重なるように、

真っ赤な夕焼けには懐かしさを覚えます。

いつの間にか驚くほど日が短くなった秋の夕暮れ。

夏が過ぎ去ったことも実感させますね。

今は、もう秋・・・      渡辺 田鶴子

 

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