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年神様に供えた鏡餅を、お雑煮やお汁粉などにして
食べ、一家の円満を願う行事です。
元々は、鎧などの具足と共に備えたお餅をお雑煮に
して食べる「具足開き」と呼ばれていたそうです。
これは、武士の風習であったため、刃物で切るのは
切腹を連想させるので、【切る】という言葉を避け
【開く】という縁起の良い言葉を用いています。
硬いお餅を素手で割るのは大変そうですが、刃物を
使わず割ったり、木槌で砕いたりしたようです。
また、丸いお餅は円満を意味します。
最近では、小分けにしたお餅が入った鏡餅が主流に
なっているようですので、丸い大きなお餅を割ると
いうことは無くなりつつありますが、お供えをした
お餅をお汁粉などにして皆でいただくという習慣は
続けていきたいものですね。
ちなみに関東では1月11日、関西では1月15日
あるいは20日に行われます。
甘いお汁粉でしあわせ! 渡辺 田鶴子