社長ブログ
(4)多くの素材を使わない
各所でバラバラの素材を使うよりも、材料を統一する
ことでコストダウンが可能です。更にこれは、工事の
種類を減らすことにもつながります。
例えば部屋により、壁の仕上げに漆喰を使えば左官屋
さんが、クロスを使えばクロス屋さんが必要です。
違う素材を使えば、それに伴って工事の種類も増える
ことになります。
しかし、全ての材料をクロスに統一すれば職人さんも
1工種になるので、手間賃を削減することができます。
(5)余分な贅肉を削ぎ落とす
予算に限りがあればあるほど、材料や素材もコストの
安いものから選択していかなければなりません。
そういう意味では残念ながら選択肢は限られてしまい
ます。
しかし、素材自身の持つ風合いを活かした計画ができ
れば、余分な「お化粧」のコストを削減できます。
「鉄は鉄」「木は木」というように、素材そのものを
活かし、アイディア次第で豊かな空間の演出も可能に
はなりますが、制限もあります。
(6)要望の整理と割り切り
予算内に費用を収めることが最も大事と考えるならば、
残念ながら、「あれもこれも」というわけにはいきま
せん。
もちろん造り付けの家具のほうが方が部屋はスッキリ
するし、床暖房をする方がより快適なことは確かです。
けれど、それで予算をオーバーしてしまったらどうで
しょう。
①予算を守ることが最も重要なのか
②費用がかかっても最初から造ることが重要なのか
③費用がかかる分を他にあてた方がいいのか
④今できないのなら将来にまわすことができるのか
その都度、要望の整理をしながら、割り切った計画を
進めていく必要があります。