江戸時代中ごろから、伊勢神宮参詣が庶民の間で
盛んになりました。
江戸からは片道15日、大阪からでも5日という
長旅です。
けれど、自由な旅が許されなかった当時、お伊勢
参りなら通行手形が認められるため、一生に一度
でも行きたい庶民の夢でした。そして、貴重な旅
ゆえ京や大阪へ足を伸ばす行楽ともなり、季節の
いい春に好んで出掛けたそうです。
この気持ち、コロナ感染防止の制限下ではなおの
こと、よくわかります。
旅したいですよね。 渡辺 田鶴子