今回は、数社の建築業者から「相見積り」を取って比較する際に
気をつけなければいけないことについてお話します。
「各社から出された見積りを比較検討しようと思ったけれど、
各社とも見積書の書き方が違い、合計金額での比較しかできない
がどうしたら良いのか?」という相談を受けました。
住宅業界では特に統一された見積りの形式というものは無く、
・坪単価〇〇万円(40坪基準)
※坪単価は、坪数が減ればその分上乗せされます
その他はオプション一式〇〇万円
・本体工事費は〇〇〇万円
その他付帯工事は別途〇〇万円
・材料費と人件費を分けている
・各工事項目金額が一式金額となっている
・各工事項目がきっちりと単位面積等で表示されている
業者の経費も同様で、
・工事項目とは別に記載してあるもの
・一部を各項目に上乗せして記載してあるもの
・全てを各項目に上乗せして記載してあるもの
など様々です。
ですから、一般の方が数社の見積書を比較検討するのは
まず不可能に近いと思われます。
解決方法としては、非常に難しいことですが、見積りを出して
もらう際、各会社に見積りの形式を合わせてもらうように依頼
する事です。
そうすることにより、どのような工事項目があり、どの商品を使い、
工事範囲は何処まで?等など内容を細かく比較することができます。
これが重要なポイントの一つです。
しかし、先にも書いた通り単純な金額の比較は、経費の乗せ方や
条件が会社によって違う以上、あまり意味がありません。
ではどうしたら良いのか・・・・?
家を建てる方が、冷静な判断と的確な行動を起こしていくために
必要な情報をこれからも発信していきたいと思います。
判断に迷っている方はいつでもご相談下さい。
ご家族が安心できる家づくりをご提案していきたい渡辺です。