社長ブログ
前回に続き、なぜ補強工事をしなければいけないのか?
これは、家を長持ちさせる大事な条件の一つですので、
もう1度考えてみましょう。
【軟弱地盤は水の集まる低地に多い理由】
低地には、雨水が四方から集まります。
雨水は、背後の高台から微細な泥を運んで、何千年と
いう長い年月をかけ厚く堆積して軟弱地盤を形成して
いきます。
分かりやすい低地の特徴として
「坂道の下りきったところ」
「水田、水路や川、池の傍の低地」
「既存の擁壁が傾斜している」
更に、池・渡・流・湘・島・泉・田・崎・・など水に
関係する漢字を使う地名は低地が多いです。
又、多くの交通機関は低地に建設されているので地盤
も弱い土地が多いようです。
徒歩圏内に住宅を計画するということは地盤改良工事
の発生や水害などのリスクを伴うということを考えて
おいてください。
既存家屋が、沈下も傾きも無く数十年建ち続けている
からといっても、地盤が安全という保障も判断もでき
ません。建物の加重は年々増えて、地盤に求める安全
レベルは高まり、家を長持ちさせ家族の安全を守る為
にも必ず地盤調査が必要だということです。
大切な家を建てる前にきちんと調査し、必要であれば
地盤改良することをお勧めします。
土地の安全性を前提にすると、当然選択基準も変わる
ということですね。