社長ブログ
先日、電通が提案した「スマートホーム、フォーラム」に
参加した友人の感想をまとめてみました。
スマートホームの概念は生活者にとって、どのように使えば
省エネにつながり、便利に使えるかを考えていくものです
と冒頭の挨拶で述べていたとの事。
ハウスメーカーや家電メーカーが推奨するスマートハウスは、
売り手側に立った提案であり、生活者視点で考えているわけ
ではないため、それが直ぐに受け入れられる土壌には未だ
なっていません。
そういえば、当社に訪れるお客様にスマートハウスについて
聞いてみますと、
「太陽光発電を設置することですか?」
「節電をしてエネルギー消費を減らす仕組みですか?」
「電気自動車の充電もできるようですね」
というように、個別論での認識しかないようです。
それは、売り手側が住宅の付加価値を一つ加えて売りやすく
することに終始しているため、消費者にピーンとこない理由
でしょう。
対して、スマートホームの概念は、
生活者の住み心地をより良くするため、家づくりの構造体や
部材、部品の多様化、そしてデザインにまで踏み込み、更に
省エネにつながるというものですから、理解してもらえれば、
家づくりに採り入れる人が増えてくるかもしれません。
そうは言っても、それを行うことで10~20%の
コストアップにつながる訳ですから、一次取得者層には
重荷になると思います・・・。
時間が掛かるでしょうが、家づくりのプロとしては、
しっかりとその概念を頭に入れておき、きちんと提案まで
できる態勢は整えておきたいと考えます。
家族にやさしい家づくりを目指しています 渡辺