社長ブログ

建築のあれこれ「安い家・高い家(その1)」2021.10.08

注文住宅は、個々の建て主のご希望次第で、安くも高くも

なりますが、そのベースとなる値段は建物の仕様、土地や

建物の形状、前面道路などの様々な条件に影響を受けます。

もっとも基本となるポイントは、建物はシンプルな形であ

るほど安く建てることができ、複雑になればなるほど割高

になるということです。複雑になることによって表面積や

工事手間が増え、同じ床面積でも材料費や工賃が加算され

ていきます。

構造としては、木造が最も安く建てることができます。

言い換えると鉄骨・RC造など木造以外の構造部が増えれ

ば増えるほど割高となります。

建物の仕様は各社異なるため、ここでは割愛します。

まずは土地形状ですが、四角形で、正方形に近ければ近い

土地ほど無駄が生じないため安く建てることができます。

例えば、三角形の土地に収まる四角い建物を建てようとす

ると、同じ床面積なら四角い土地よりも多くの土地面積を

必要とし、土地代だけでなく外構費もかさみます。

また、四角い土地は前面道路にある程度の長さが接してい

ますので工事の効率も上がります。

その他に、土地と前面道路に高低差がある場合は擁壁工事

費や外構費が余計にかかる場合があります。

前面道路に関しては一定以上の幅があると安く建てること

ができ、狭いと道路斜線制限により建物が削られ形が複雑

になります。

敷地の広さは、建物に対して狭すぎず、広すぎずが最も安

く建てることができます。

 

今回はここまで。

次回は建物についてお話します。