社長ブログ

防蟻処理によるシックハウス その12013.01.11

「シックハウス」=「ホルムアルデヒド」
ところが、「ホルムアルデヒド」よりも非常に毒性の高い
化学物質がありました。
「クロルピリホス」と呼ばれる薬剤(物質)です。
これは、木材の「防蟻処理剤」として使われていました。
1986年頃から使用され始め、一時期は防蟻処理剤の
70~80%を占めていましたが、サリン事件でその毒性が
注目され、2003年4月以降は事実上、使用禁止となって
います。
白蟻に効果を発揮しますが、残念ながら人体にも害を与えて
しまいます。
「クロルピリホス」の毒性があまりにも強いため、
防蟻処理業者でも体調を崩す人が増え、1992年頃からは
代わりに「合成ピレスロイド」が使用され始めました。
「合成ピレスロイド」は、殺虫成分を真似て化学合成した
ピレスロイド系薬剤で、現在は防蟻処理剤の4割を占める
とのデータもあります。
家庭用殺虫剤の成分がほとんどこれです。
ピレスロイド化合物には、S-421(有機塩素系)が
含まれる薬剤もあり、「シロアリに強力に効く薬は、人間
にも効いてしまう」ことが指摘されてきました。
新築の場合「防蟻処理剤の臭いは大丈夫です」とよく言われ
ますが果たして・・・・・?
 続きは次回お話します。