社長ブログ

「家庭内事故」その5&シックハウス2012.12.20

家庭内事故は、住宅内に存在する「段差」「温度差」「火」
などが原因で、死に至る事故を発生させることがわかって
きました。
しかも高齢者の方が事故にあう割合が大きいことも・・・。
ところが、「家庭内事故」には含まれないのですが、長期間
にわたる深刻な問題を発生させる「シックハウス」のことを
忘れてはいけません。
「シックハウス」とは、住宅内の有害物質(化学物質など)
によって体調不良などを引き起こすことです。
住宅の建築・リフォームの際に使用される建材やクロス
(壁紙)、接着剤などから有害物質が揮発します。
この「シックハウス問題」が大きくクローズアップされた為、
建築基準法が改正され「住まいのシックハウス対策」が強化
されました。
家を新しく建てる場合は、この改正基準法に従わなければ
いけません。
建材・合板は揮発する有害物質が少ないものを使用し、更に
24時間換気システムを設置することが義務付けられました。
これによりシックハウス問題は減少するはずだと考えられて
いました。
ところが、今度は別の要因でシックハウスになる方が増えて
いるのです。
それは、シロアリ駆除によるものです。
シロアリ駆除を行うと、全てシックハウスになる訳ではあり
ません。ただし、その被害が増えているのも事実なのです。
国民生活センターの調査では、特に女性がシックハウス被害
に会うケースが多いのです。
私の推測ですが、男性に比べて女性の方が「家にいる時間が
長いからでは?」と思っています。
つまり、家の中に存在する物質によってシックハウスが引き
起こされるのです。
平成15年7月1日から、建築基準法が改正・施行され、
新築住宅に対する「シックハウス対策」が強化されました。
しかし、新築住宅への対策だけではシックハウスを根絶する
ことは出来ません。リフォームによっても、シックハウスが
引き起こされるのです。
もし一度シックハウスに罹ってしまうと、その根本的治療も
難しいのです。
このシックハウスから家族を守るために、皆さんは、情報と
対策方法を知っているべきなのです。
 シックハウスのない家づくりを目指します!  渡辺