社長ブログ

外壁の塗装リフォームに失敗しない方法72012.08.10

 前回の続きです。 
今回は、見積書を見るポイントについてお話します。
外壁塗装のチラシを見ると、【40坪86万円→58万円に
大幅値引き!!】などと載っています。
何か得をしたような感じを受け、思わず電話で問い合わせを
してみても、それの根拠、材料、施工方法ははっきり教えて
くれません。
いざ正式見積もりを取ると、
「この工事とこの作業は別途です。思ったより、傷み具合が
激しいので、塗料量が3割増しになります」
また、足場組代 一式○○円、下地調整 一式幾○○円など、
詳細を出さずに一式で片付ける業者もいます。
狡い業者は「何から何まで含めて○○万円。後はプロに任せて
くれれば良い仕事をします」なんて所さえあります。
では、見積書が正当なものであるかは、どうすれば良いか?
それは、数社から見積もりを取り比較検討してみることです。
そして、必ず見積書の説明を受けて下さい。
分かり易く説明出来ない人は駄目です。
専門用語や業者用語をやたら乱発する人も駄目です。
素人に分かり易く説明出来る人が本当のプロなのです。
見積書の数字でも、例えば施工面積が一社は100㎡、
もう一社が99.4㎡となっていれば、どちらが正確なのか
お分かりですね。
キチンと計算する業者と「どうせ計ったって分からない」と
ざっと数字を出す業者。
一つの数字を見ただけでも、全体の見積書の正確さや会社の
姿勢を見て取れます。
同じ条件で見積りを依頼したのに、総額が何十万も違うことが
あります。
一社は60万、もう一社は70万。
前者が妥当で、後者が高いのか、
それとも前者は仕事欲しさで安くしたのか、あるいは後者が
妥当なのか判断に迷います。
こんな場合は、各項目とその詳細を見比べながらチェックして
下さい。
使う材料、数量、項目数を見れば、およその目安がつきます。
それともう一つ、大幅値引きがされているのは見積りを水増し
している可能性が高く信用出来ません。
値引きが大きければ、お客は喜ぶだろうというのは、安易で
姑息な考えです。
そこには、良い仕事をして喜んで頂く姿勢が全く見えません。
費用を抑えられるのは確かに魅力ですが、安い=悪い仕事に
ならないよう、正しい判断をすることが大切です。
   リフォームのご相談も承ります。     渡辺