社長ブログ

日本の住宅は、想定外の災害に耐えられる?2023.09.01

せっかくの夏休みも、今年は台風に悩まされましたね。
台風には慣れっこのはずの沖縄での大規模停電、今までは
水害になど遭ったことのない地域での浸水や土砂崩れ。又
強風や竜巻、そして雹・あられ、などなど。

日本だけでなく、世界中のあちこちで異常気象が発生して
います。CO2が原因の地球温暖化のせいでしょうか。

こうした予想を超えた災害に対し、日本の住宅は耐えうる
のか?
昔ながらの日本家屋や中途半端にリフォームした住宅だけ
でなく現在の基準をクリアーした新築住宅も含めてです。

たとえば、サッシュ枠、ガラスなどは、耐風圧、気密性、
断熱性、遮音性などJIS=日本産業規格では細かく等級化
されています。
しかし、JIS自体の目的は産業を全国的に統一し、標準化
することとしていますし、あくまでこれは任意基準です。
ここ数年の異常気象に照らし合わせ民間企業を中心に災害
対策をしているとは思いますが、単純にJIS基準に該当し、
最上等級だから安心という訳にはいかなくなってきている
と思います。

電柱がなぎ倒され、車が宙を飛び、屋根が吹き飛ばされて
いる映像を見ると、これは昔からではなく、明らかにここ
最近の話のような気がします。観測史上初めてだとか想定
外の災害だとか耳にするのがその理由です。

東京都では、2025年に太陽光パネルが新築住宅に設置
義務化となりますが、果たしてこうした災害に耐えうるの
かどうかも不安です。
予測を超えた災害に対し住宅の安全性を再検討する必要が
ありそうです。