社長ブログ
年明け早々に能登半島で地震が発生し、多くの死傷者が
出てしまいました。
被災された多くの方々へ、お見舞いを申し上げると共に、
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
全壊・半壊の住宅被害についての全容がわかるまでには
もう暫く時間が必要ですが、被害が大きかった原因を考
えてみると、
1.被災した住宅のほとんどが木造2階建て、屋根は昔
の瓦のものが多く1階が押しつぶされていました。
耐震化率は、珠洲市 51%、輪島市46%ですから、
全国平均の87%と比較すると大きく遅れていたとも
言えます。
2.珠洲市の高齢化率(65歳以上の割合)は51.7%、
輪島市は46.3%で、実に2人に1人は高齢者です。
3.更には、空き家率です。
珠洲市の空き家率は 20.6%で県内2位。
輪島市に至っては 23.6%で県内1位。
其々全国でも 51位と 105位で、有数の空き家地域
でした。
高齢者が2人に1人。
耐震化されていない住宅が過半数で、その内、空き家と
なっている住宅が4~5棟に1棟ということが、大きな
被害に結びついたとも言えます。
家屋は倒壊し、火災が起きても隣家に空き家が多く声が
届かない。
高齢者一人では逃げることができない、助ける人も近く
にいない・・・何という切ない状況なのでしょう。
しかし、こうした状況の地域は全国で少なくないと思い
ます。もしご自身が住む地域で同じような災害に見舞わ
れたらどうされますか?
地震、台風、集中豪雨、火災等に対して、今一度考えて
みましょう。