２０２４年１０月から、火災保険料が過去最大の値上げに
なります。更に火災保険料の長期割引が縮小。
１年当たりの火災保険料は実質大幅な値上がりになります。

火災保険の長期契約は、２０２２年９月までは最長１０年、
制度が変わり２０２２年１０月より最長５年となりました。
５年超の契約が廃止された理由は、以前と比べ自然災害が
多く発生するようになり、各損害保険会社での長期の収支
予測をすることが困難になったことからきています。

今後、各損害保険会社の想定以上に自然災害の被害が増え
たら、受け取る保険料と支払う保険金のバランスが崩れて
しまいます。

火災保険を毎年更新する場合と、期間が１年を超える長期
契約にする場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

【１年契約】
　・メリット
　　⓵ 補償内容を見直しやすい
　　⓶ １回あたりの保険料支払い負担が軽い
　・デメリット
　　⓵ 毎年更新する手間がかかる
　 ⓶ 総支払額が多くなる(長期保険料払込の割引対象外)

【長期契約】
　・メリット
　　⓵ 更新の手間が少ない
　　⓶ 年払いと同期間で比較した場合、総支払額が安くなる
　・デメリット
　　⓵ 補償内容見直しのきっかけが少ない
　　⓶ １回あたりの保険料支払い負担が大きい
　　　(長期保険料払込の割引対象であっても、複数年分の
　　　　支払になるので、保険料は年払の数倍程度が目安)

あわせて、２０２５年以降の更改分も火災保険料が値上げに
なる可能性は高いと想定されます。