社長ブログ

再開発の活発化2025.04.18

先日、都心部では、「今世紀最大の街づくり」と称された
「高輪ゲートウエイシティ」が開業しました。

主導したのはJR東日本。5つの棟で構成され、全体の敷地
面積は約7万4000m2、延べ面積は約84万5000m2になるとの
こと。ちょっと想像がつかない大きさですね。

リニアの発着予定である品川駅も開発中。
高輪ゲートウエイ駅とは、地上、地下ともつながる予定で、
再開発道路により都心部とのアクセスもよくなるようです。

都心部では、こうした再開発が活発化しています。
東京駅周辺エリア、渋谷駅南側エリア、新宿西口エリア、
池袋西口エリア、六本木エリアなど目白押しです。

一方、地方都市はどうかというと一向に進まないようです。
人口減少による購買力の限界、需要がないなどの理由の他、
最近では建築費の高騰が大きく影響しています。

例えば、地方ではありませんが東京中野サンプラザ跡地の
再開発。計画当初は、地上62階建ての商業ビルを建設予定
でしたが、2021年の計画段階では1810億円と見込んでいた
費用が昨年10月には3500億円に膨張し、計画が見直されて
います。

地方都市では、都心に比べ土地代は安いのですが、その分
建築費の高騰が与える影響は余計に大きくなります。
山手線内の都心部への一極集中と、地方都市の格差はどん
どん広がるばかりです。