社長ブログ
<長期優良住宅>
近年の日本の家は、平均寿命が30年程度と大変短く、
造っては解体して、また新しい家を造るという状況が
あります。
これによって大量の産業廃棄物が出され、環境負荷が
高まるのみならず、新しい家を持つために消費者は
大きな負担をしなければなりません。
また、中古住宅の寿命が非常に短く魅力がないことも
問題とされてきました。
そこで、2009年6月に「長期優良住宅の普及の促進に
関する法律」が施行されました。
これは、より長く住める高品質な住宅を普及させ、
環境問題に貢献すること、また長期的にみて住む人の
住宅取得費の負担を軽くし、さらに中古住宅市場を
活性化させることなどを目的としています。
長期優良住宅に認定されると、固定資産税は当初5年間が
1/2軽減されますし、投資型減税措置による所得税減税や
不動産取得税、登録免許税なども軽減・優遇されます。
「金利」については、住宅金融支援機構のフラット35の
金利が、基準金利から0.3%引き下げられます
(期間はプランにより異なります)
また10年間最大300万円の住宅ローン減税を受けられる等
多くのメリットがあります。
長期優良住宅と認められるためには、一定の面積を確保
すること、省エネルギー性、耐震性や耐久性能など数々の
条件を満たす必要があります。そのためには相応の費用が
かかることから、住宅金融支援機構では、長期優良住宅の
ためにローン期間を長くした商品を用意しています。