社長ブログ

建築のあれこれ・・・「土地探しの基礎知識」2016.06.09

よく、住宅雑誌の「土地探し体験談」のような記事に、

「土地探しは、自分の足でこまめに探したから成功した」

なんてことが書かれていますが、この話には、実は裏が

あります。それを知らず読んでしまうと単なる「根性物語」

と勘違いしてしまいますのでご注意ください。

尤も、この様な記事を書いている記者も、また、土地を

探した当の本人さえもそのことに気付いてはいないと

思いますが・・・

※レインズから見た不動産業界の論理

不動産業界には、レインズというインターネット情報の

端末があります。どの不動産業者もこのレインズに登録し、

仲介業者の商売の生命線ともなっているものです。

皆さんは、折り込みチラシや住宅情報誌などを見て何か

変?だと思ったことはありませんか。

どう見ても同じ物件が、違う業者名で広告されている

ことに疑問を感じたことはありませんか?

この種明かしは、こういうことです。

不動産の売買には「買取」と「仲介」というものがあり、

「買取」は、売却相談を受けた業者が直接買い取ること

で、その金額は、転売利益と売れ残りリスクを考慮した

値付けとなりますので、期待している金額より随分と

安くなってしまいます。なので急な現金を必要としない

場合はあまり行われません。

そこで「仲介」という形で、少しでも高い値段で売れる

ようにその物件の販売を預かるということになります。

次回は「仲介」について詳しく説明します。