社長ブログ
(8)ローコスト住宅に実績のある建築家や工務店を選ぶ
前回に書かせていただいたような内容を判断し選択していく
ことは、施主にとって簡単な作業ではありません。
プロとしてアドバイスができる信頼できる建築家や工務店を
見つけるが大切です。
多くのローコスト事例にかかわってきた建築家は、最終的に
工事の仕上がりや性能にしわ寄せがいくことを知っているにも
かかわらず工務店を競争させてコストダウンを図ります。
工務店はそれぞれが安く仕入れられる材料を持っていたり、
他の現場で出た材料の余りが倉庫に眠っていることもあります
ので、それらを使うことありきで計画すれば、かなりのコスト
ダウンも可能です。
しかし、建築家や工務店にとってローコスト住宅は歓迎できる
仕事ではありません。
労をいとわずローコスト住宅を実現する情熱を持った建築家や
工務店を家づくりのパートナーとすることが大切です。
(9)施主自身が計画をリードする
要望だけ伝えて人任せにせず、施主自身がパートナーとの
信頼関係を築く努力を常に怠らないことが大切です。
前述のように、ローコスト住宅には計画に関わる建築家や
工務店の情熱が必要であり、その情熱を維持するためにも、
施主自身が、計画を引っ張っていく位の情熱を持ち続ける
ことが大切です。
逆に、「客だから」という意識でパートナーに接すると、
ローコスト住宅ではなく、ただ単に「安物の家」になりかね
ませんので注意が必要です。
「安くて良い家は無い」と思う方が賢明です。