社長ブログ

建築のあれこれ「効率のよいパントリー(1)」2017.03.02

今回は、キッチンの収納計画について詳しくご説明します。

食材などを効率よく収納できる場として「パントリー」は

非常に便利です。日頃から多めに食材を買って、ストック

することもできます。

パントリーとは、キッチンの一部分、あるいはキッチンに

隣接して設けられる収納スペースを指します。つまり、

パントリーとはキッチンのウォークインクローゼット。

現在は、調理家電が多様化し、冷凍冷蔵庫、炊飯器、電子

レンジ、オーブントースター以外にも、ホームベーカリー、

フードプロセッサー、油を使わないノンフライヤーなどを

お持ちの方も多いのではないでしょうか。

また、調理家電は機能の充実にあわせて機器本体も大型化

しています。つまり、現在のキッチンは調理家電の占める

スペースが拡大し、肝心の食材保管スペースはどんどんと

狭まっているようです。

そんなとき便利なのが、パントリー(食品庫)。

お米や保存食品、備蓄用水などのストックをはじめ季節で

使う土鍋などはパントリーに収納しておきます。

スペースに余裕があれば、野菜の下洗いをしたり、調べ物

をしたり、家計簿をつけたりする家事コーナーとして活用

できるなど、パントリーは様々な用途で使用できます。

理想のパントリーとは、

「料理中に必要な物を、すぐ取り出せる」こと。そのため

にも、パントリーは「見せる収納」が良いでしょう。

また収納の仕方にもポイントがあり、食品、タオルや容器、

お酒、調味料などテーマ毎に分けて収納することです。

オープンラックや棚などを使ったり、壁に棚を付けて収納

スペースを作っても、立派なパントリーコーナーです。

オープンラックや棚は壁にしっかり固定して、地震の際に

倒れないようにしましょう。

次回は、パントリーに収納するコツをご紹介します。