社長ブログ
持ち家の築年数が古く、大規模なリフォームが必要になった際、
リフォームか建て替えかで迷うことがあります。
その判断のポイントは構造の状態です。
例えばリフォームした部分があと20年はもつとしても、構造が
10年しかもたないのであれば、10年後に構造部分の補強工事が
必要となり、その後もモグラ叩きのようになっていきます。
鉄骨造やRC造など長持ちのする構造は、内装だけを何度も
リフォームすることも可能ですが、木造の場合は構造の劣化が
早いため、構造もまず傷んでいると考えた方が無難です。
内装と構造をバランスよくリフォームして、双方の耐用年数を
合わせることが重要ですが、そうなると費用もかさみ、どうせ
それだけかけるならと、オールリフォームを検討することにも
なるでしょう。
オールリフォームとは構造以外の全てをリフォームすることで、
多くの場合、構造の補強も同時に行います。
が、一般にオールリフォームは新築するよりも割高といわれて
おり、法規上、新築してしまうと元の床面積が取れないケース
以外はあまり行われません。
また、近年ではリフォームローンの充実も目覚ましいものの、
依然としてローンの主力商品は、新築を対象としており、特に
築年数が古い住宅のリフォームはローンが組みづらくなります。
このような理由から、木造に関しては内装のほとんどを替える
ようなリフォームが必要になった際には、十中八九建て替えた
方が合理的といえます。
また、鉄骨造やRC造でも作られた時期によっては一般に言わ
れている耐用年数を満たせない場合があり、念のために構造の
状態をプロに調べてもらうことをお勧めします。