社長ブログ
建築本体工事って?
住宅の価格は、よく「坪単価」で判断されます。
不思議だと思いませんか・・・?
住宅会社の見積書を見ると、『施工面積』×『坪単価』で
建築本体工事の価格が記載されています。建物の形状や
どんな素材を使っているのか、全く関係なしです。
車だって、パソコンだって性能や使われている素材により、
金額が決まります。それが「高いか・安いか」は購入者が
比較検討します。判断基準は、「性能」と「価格」です。
そして、より使い勝手を求めてオプションも検討します。
そもそも『建築本体工事』というのは通常、基礎、構造体、
外壁やサッシ、屋根材から内部の設備機器まで入ります。
給排水の配管は、建物の外周から1m程度をみています。
ですから、敷地を通って上下水道の本管までの接続には
別の工事が必要です。
そして、地盤が悪ければ『杭打ち』などの地盤改良工も
発生するでしょう。
このように、建物の立地条件により変わる工事を
『別途工事』または『附帯工事』と呼んでいるのです。
本来は、この『建築本体工事』と『別途工事』で、
最低限の生活が可能な住宅が出来上がるはずです。
あとは、外構工事や照明、カーテンなどを購入し、工事
代金を払い、登記や納税をすれば「わが家」となります。
ローコスト系フランチャイズやハウスメーカーは、少し
でも基準と違う仕様を依頼すると全て『オプション』と
して追加されていき、変更して「減額」されるものはなく
「増額」されるものばかりです。更に設計料や申請、検査
などに掛かる「必要経費」や仮設トイレなどの「諸経費」
という項目があるのです。これで○○○万円工事費に上乗せ
されます。
しかももっとビックリするようなテクニックが・・・。