社長ブログ
「建築家が集客のカギ?」
最近、大手ハウスメーカーも「建築家と家を建てる」と
いうようなイメージ戦略をとるところが数多くあります。
新聞広告やチラシでも、複数の建築家から選べる新しい
建築システムなどを宣伝をしています。
(もちろん、地域によって違いがあります)
その多くは、すでに建築する住宅会社が決まっており、
土地と同様『建築条件付き建築家利用システム』とでも
いうようなものです。
この仕組みは、建築条件付きで土地の販売をするよりも、
はるかに住宅会社のリスクが減り企業イメージも高まり
ます。
土地仕入れのリスクも無くて、建築家を希望するお客様
だけにその設計料を負担してもらえばいい、というわけ
です。住宅会社にとっては堂々と設計料を申し出ること
ができます。設計料負担が大きいという印象を持たれる
お客様には、従来の設計施工を提案し、いずれにしても
自社で施工が担当できるのです。
展示場もいらず、土地を仕入れる必要も無い。
規格プランが多く自由設計ができないという汚名も返上
できます。しかも「建築家」という第三者が入ることで
安心感まで演出しています。
住宅会社側には大変都合の良い「仕組み」です。
後は、イメージのいいチラシや広告などで相談会を演出
すればOKです!
これでお判りになりますか?
「イメージを利用している」のですが、建築家の多くは、
今のところその点にあまり気づいていない様子です。
ところで、「建築家」って誰が認定するのでしょうか?
テレビや雑誌、ネットなどで数多くの自称「建築家」が
「作品事例」と称して、設計した事例を紹介しています。
「作品」です。「設計」ではなく・・・