社長ブログ

建築のあれこれ「将来を考えての家づくり(9)」2018.04.20

住宅は、必ずメンテナンスが必要なものです。

外壁・屋根塗装、冷・暖房器、給排水設備等の寿命や

耐久年数は様々です。

日本の住宅は、約25~26年とも言われ、欧米等の

住宅と比べると短命だと考えられています。

それは、何故なのでしょうか?

住宅の質が低いこと、これがまず第一の理由です。

戦後、住宅そのものが足りず質より量を確保する時期

がありました。しかしその後、建築基準法や品確法等

が整備され、徐々に住宅の質は上がってきました。

また、住宅性能表示制度等客観的な評価が付くことで、

中古住宅の流通が少しずつ増えました。

ライフスタイルに合わせ住み替えたり、リフォームを

して家を大事に長持ちさせるという考えが定着すれば、

日本の家も長持ち出来るようになるでしょう。

住宅の使い捨ての時代は終わりました。

個人の経済的事情だけではなく、住宅廃棄物や資源の

問題も含めた環境保全面からも、スクラップ&ビルド

は極力減らすべきではないでしょうか?