社長ブログ

温熱環境を重視した家づくり2018.07.13

ここに某社の実施した「住まいの温熱環境の実態と満足度」に

ついての調査結果があります。簡単にまとめてご紹介します。

『住まいの温熱環境が良ければ家族の気持や身体にいい影響を

与えると思う』と答えた方が68.2%。 特に女性では76.9%と

高い比率になります。

この他に、女性の比率が高かった回答は、以下のようなものが

あります。

『温熱環境が良くなると行動量が増えると思う』

『冬、暖かい住まいは、家全体を有効に使える』

『住まいの温熱環境は重要だ』

また、この調査では、とても残念な結果も述べられています。

築年数が古いほど温熱環境満足度が低く、不満度も高いことは

容易に予測できます。 しかし、築10年以内に建築した方でも

温熱環境のいい家にできなかった理由が報告されておりました。

理由としては『温熱環境のいい家について知らなかったから』

『重視しなかったから』が、それぞれ30%を超えています。

裏を返せば、家づくり全般の優先順位において最も優先すべき

ことは建築予算ではありますが、温熱環境においても間取りや

住宅設備と同様に高い優先順位で配慮すべき内容であることは

間違いないのです。

温熱環境の改善は目で見たり手で触れたりして感じられるもの

ではありません。冬暖かく夏涼しいという、ある意味当たり前

のことではありますが、その当たり前のことを成すためには、

住み手はもちろん、家を建てる住宅会社も、それなりの知識が

必要ということです。

建築業界では、残念なことに未だに温熱環境への理解が乏しい

担当者(営業・設計・工務)がいますので、これから家を建てる

方は必ずしも温熱環境への理解に優れた担当者に巡り会う保証

はありません。

だからこそ、良い担当に巡り会うためには、自身で学ぶことは

もちろん、その時々で判断が必要な局面をサポートする立場の

者が必要なのです。