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注文住宅の本体価格とは?住宅会社の見積書を見ると、『施工面積』×『坪単価』で建築本体工事の価格が記載されています。
建物の形状やどんな素材を使っているのか、全く関係なしです。
車だってパソコンだって性能や素材で価格が決まるのに、これだけでは判断基準が分かりません。
本体価格って何ですか? -
ハイ、お答えします。本来、注文住宅の価格は、その土地の条件や注文内容によって大きく変わるものですが、そうはいっても建て主にとって最初に目安になる価格がないと検討のしようがありませんよね。
そのため、多くのハウスメーカーやローコスト住宅を提供している会社では、個々に建てる家により変動する要素を全て取り除き、建築場所によっても変動しない「建物だけ」の価格を「本体価格」と して表示します。
ちなみに、本体価格は各ハウスメーカーが独自に設定する標準仕様をもとに算出されます。
つまり、「坪単価※ただし本体価格」と表示される坪単価は、「実際に建つ家」の価格÷建物の延べ床面積ではなく、「建物だけ」の価格建物の延べ床面積を表します。
本体価格に含まれないものとしては、「別途工事」または「付帯工事」と呼んでいる次のようなものがあります。
① 屋外の給・排水工事、屋外の電気工事、ガス配管工事
これらは建物を機能させるために必要な費用です。
道路から建物の距離によって、その家ごとに変動する費用ですが、その家ごとにかかる費用に差は生じても、0円になることはありません。
② 特殊基礎工事、地盤改良、杭工事及び特殊な運搬工事
③ 特殊な仮設工事
④ 設計料、地盤調査、敷地測量、確認申請
⑤ エアコン空調工事、居室の照明器具、カーテン・ブラインド工事、外構工事
⑥ オプション工事
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